美容師の勤務状況

自分の練習時間をはじめ、残業があることも

美容師はけして楽な仕事ではありません。
華やかな職業のため楽し気なイメージを持たれがちですが、普通のサラリーマンや接客業と比べても労働時間はほとんど変わらないか、勉強熱心な人であれば長いこともあります。

また、店舗によっては人手不足などで残業が発生することもあります。
開店準備から開店してからの片づけ、それからのミーティング、練習と、早朝から夜まで美容院にいるという美容師もいます。

労働基準法では1日8時間、週40時間と定められています。
美容師も同様で、基本的には休憩を除いて8時間の勤務時間になっていますが、開店前と閉店後は準備・片付けがあるので、労働時間が8時間を超えることも多く、美容師を目指すのであればそれは覚悟しなければなりません。
加えて、接客業であるため来店するお客さんの状況によっては休憩がずれこんだり、時間が短くなってしまうこともあります。

とはいえ閉店後はお客様の来店も途絶え、ミーティングや会計などの事務を終えたら終了となります。
そのため、ふつうの企業のように仕事に追われてやむなく深夜まで残業するといった事態になることはほとんどないでしょう。
22時以降の所得労働時間につく時間帯に働いている美容室は少ないです。

また週休2日を絶対に確保したいという人にとっては、美容師の仕事はつらいかもしれません。
シフトによっては休日が週1日になることもありますし、基本的に接客業で土日は稼ぎ時なので、自由に休みをとるのは難しいでしょう。

人気の忙しい美容室で働く意味

美容師の労働時間の長さが問題視されたこともありましたが、最近では労働時間を考え、また規制もできつつあるので、労働時間を一般的な企業と同じようにしている美容室も増えてきました。
とはいえ人気の美容室や美容師になってくると、対応に追われて雑務が後回しになり、夜まで残る必要が出てくる場合もあるでしょう。

人気の美容師になれば、指名も増えてきますし、そうすると休む時間もありません。
人気が増えれば売り上げが増えますし、なかなか拘束時間を減らす事に踏み切れないのかもしれません。

人気店に働いていたという実績がほしくて、がんばって働いている人もいます。
その経験は次の店に行く時の糧になります。
独立する人も、そういった意味で、修行の場として勤務時間の厳しい人気店にわざわざ働いている人もいます。

勤務時間が終ってからの練習は勤務時間に入る美容室とそうでない所があります。
入ってみないと分からないわけではなく、ちゃんと説明のある美容室もあるので、入る前に条件をチェックしておく必要があります。

たとえ勤務時間が長めであってもこのお店で働きたい!という希望があれば、やりがいもありますし、時間やお金じゃない目的の働き方もあるでしょう。
労働時間や勤務状況は店舗によってさまざまなので、自分の夢をかなえスキルアップをするために忙しい人気店へ行くか、ゆっくり接客ができる小さなお店で働くかはよく考えて決めましょう。

美容師の一日

美容師の一日とは

美容師の一日はどのような感じで仕事に入っているのでしょうか。
基本、チェーン店などのお店は10時から19時くらいまでの営業になっています。
その中で美容師の活動はその前後も含めてかなりの時間があります。

10時開店となると、だいたい30分前くらいに店に入る事が多いです。
掃除、開店準備、そしてミーティングをして、今日一日の流れを共有します。
予約状況やお店の状況(売り上げ目標や実際の売り上げ)報告もここでされるお店もあります。

中にはラジオ体操やらダンスを実施している店舗もあります。
元気で一日が始まるっていいですよね。
その後、営業開始をして、閉店時間まで仕事にあけくれる場合もあります。

1時間ほどのお昼休みがあるお店もありますが、中には忙しい人だと、ご飯を食べることだけでなく、トイレに行く時間もないという人もいます。
中には一週間お昼休憩がなかったという人もいるくらいです。
特に、混んでいる、新年度、新学期前、年末年始、成人式等のシーズンでは、トイレにもいけないので、水分もとらずにがんばってしまっている美容師もいたようです。
ここ最近は、色々と厳しくなっているので、大手の場合であれば、1時間休憩に、トイレも可能な所も増えてきました。

割と混雑しない美容院であれば、ゆっくりと仕事に取組める所もあります。
今では、カット専用の椅子があって、座ってカットする所も増えてきました。
そういうのがなければ、ずっと立ってカットする所もまだまだ多いようですが。

閉店間際まで割とお客さんがいる美容院が多いです。
仕事帰りなどに寄られる人が多いのもあると思います。

閉店後は自分を高める時間に

閉店後には、カットの練習をする美容師は多々います。
アシスタントの子は毎日カットの練習に残ります。
美容師であっても、週に何回かは、カット練習をするという人もいます。
練習時間は人によりますが、1時間から3時間くらいです。

それだけ腕をなまらせない、つねに技術を磨く、というのは大切な事なのです。
積極的に勉強する美容院では、お店のスタッフ全員で取り組む所もあります。
その後、家に帰ると日付が変わっているという人も少なくないです。

特にアシスタント時代には、開店よりもっと早くお店に入り、さらに閉店後の練習や片付けで、遅くなる人も多いです。
アシスタントを卒業しても、店の関係で運営の側に回ったり、教育係になったりと遅くなる事は多いようです。
人気の美容師になればなるほど、もっとハードにこなす事も多く、華やかに見える世界ですが、アシスタントを卒業して、美容師としてお店に立っていても、裏ではかなり地道な努力をしている事がわかります。
家に帰ると、そのまま寝てしまっている美容師も多いかもしれません。

美容師の適性

美容師の適性について

美容師は器用な人のイメージが強いです。
不器用な人ができないのではないか、と思われがちですが、実はそうではありません。

また美容に敏感な人が美容師に合っていると思われがちですが、それもそうでもないようです。
美容師として必要な技術は、練習によって取得する事が可能です。

美容に敏感でなくても、真面目で勉強熱心であれば、だれでもなれる職業です。
もちろん、最後にセンスや、やる気などが問われると思いますが、それも学んでいきながら取得できるものと思います。
つまりは、適正というよりも、本人のモチベーションなんです。

モチベーションを高く持ち続けるのは、どの仕事でも大変です。
ただ、美容師には下積み時代があり、その苦労は、どの美容師も話にあがるほどです。
その苦労を乗り越えられるようなモチベーションを持っている人が適正と言えます。
どんなに器用な人でも、美容関係が好きな人でも、努力や学ぶ気持ちが強い事、モチベーションをアップできている人に向いている職業です。

また、美容師は接客業の一つでもあります。
うまくできるかどうかはわかりませんが、人とのコミュニケーションをしっかりととっていける努力ができる人が向いていると思います。
常に人を怒らせる天才…そんな人は、接客業自体に向いてないものです。

下積みの苦労時代

美容師になるためには、どうしても下積み時代があります。
美容学校から卒業後、アシスタントで美容院に入社します。
実際にスタイリストとして働けるのには、3年ほどかかると言われています。

とにかくやる事がいっぱいで、毎日練習もしなくてはなりません。
ひたすらにシャンプーと掃除、洗濯だけの日数が何カ月も続いて、さらにカラーを塗る、ロッドを巻く、カットなどをさせてもらえるようになってからも数ヵ月下積み時代と呼ばれる苦労時代があります。
華々しい仕事と思っていた所が全然違っていたということで、挫折してしまう人もいます。
簡単に美容師の技術は一日にしてならず。

みんなが努力して、反復練習のもとに、キレイにカットする事ができたりするのです。
そう思うと、実は地道な練習と体力勝負です。
美容院が終ってから自主練習をし、自分で腕をあげていかないと、下積み時代には腕が鈍ります。
そうならない、さらに技術を磨かないと、実際にお客さんのニーズに応えることはできません。

現在活躍している美容師の人達の中でも、劣等生できたという人ばかりです。
しかしその努力と研究心をもって、目指していく事で今のような地位になった人ばかりなのです。
最初からセンスや技術がある人だけが、美容師の適正ではありません。
技術を向上するための努力ができる人であれば、美容師として活躍できるはずです。

美容師を続ける為に

美容師を長く続ける方法

美容師の仕事は一見華々しく見えるものですが、地道な作業でもあり、体力的にもキツイ事もあります。
そういったことに目がいくと、どうしても美容師を辞めたいという気持ちになる事も少なくありません。

決して、美容師を辞めるという選択が悪い事ではありませんが、実際に辞めてから美容師に戻ろうとしても、ブランクから回復したりするのは大変な事だったりします。
できれば、せっかく美容師という仕事になれたのであれば、そのまま志を持って、美容師としてのプライドを持って仕事を続けていける事がいいと思います。

美容師の仕事を続けるのには、常に志高く仕事に励むことが大切です。
目標を持ち、そこに向かっていくものです。
店舗の中であれば、指名制があって指名される率が高くなる、リピーターが増える事で評価してもらえる事があります。
そのためには、技術を磨き、よりお客様のニーズに応えようと努力する必要があります。

独立しようとする人がいれば、そのために、店舗の運営面や営業方法などを学んだりする事もあります。
自分の店を持てるということは、すごい事です。

目標を持ち、その目標のために努力する。
これか美容師だけでなく、他の職業でも同じです。
いつでも成功する事ができる環境にいけるし、目標に向かって歩む事ができます。

志した最初を思い出す

自分はどうして美容師を目指したんだろう?どうして美容師になりたかったのだろう?そう考えていたことを思い出す事は大事です。
憧れた人がいた、美容師が素敵に見えたなど、そういった理由でも、志した頃の記憶があれば、あの時こうなりたかったという気持ちで前に進む事ができます。
もし美容師になったらこういうことがしたかった、と目標を思い出す事もできます。

美容師でなくても、モチベーションが下がる事はいくらでもあります。
その時に、自分でモチベーションをあげるのには、一度志した時の気持ちを思い出してみるのも一つです。
そして、仲間に相談してみること、これは大事です。

美容学校時代の友達や、職場で仲の良い人などいたら、すぐに相談する事です。
ライバルや、あまり気の合わない人ばかりの職場もあるかと思いますが、美容師でない人に話をする事も一つです。
なんにせよ、人に相談する事は大切な事です。

悩んでいる事が、1人であればものすごく大きな事に感じることもありますが、話しているうちに、自分の気持ちが落ち着いて、処理できそうな悩みだったと判断で来たりします。
仕事をする上で、人がいる事は絶対です。
1人で抱え込まず、人に話せることは、どんどん相談して気持ちを軽くすると、体調を悪くしたりする事はありません。
また辞める選択肢は出てきづらいのもあり、もし辞めたとしても、悪い方向にはいかないものです。

美容師のこだわり

美容師のこだわりとは

一番は、技術的な面で、常に追求する事にこだわります。
ヘアカタログのように、若い子から年齢の高い人の髪型すべてが載っているような雑誌を見せ、その人が選ぶ髪型にしてあげることが、美容師の仕事です。

髪型はファッションの一部であり、人によってはすごくこだわっている部分です。
前髪一つ整わないだけで、その一日がブルーだという人もいるくらいです。
小さな部分までも技術が追い付いていくように、常に勉強し、努力を続ける必要があります。

そのために、勉強会には通い、そして美容師の友人とは交流することは大切です。
よく美容師同士は仲がよくないという人もいますが、なかにはそういう情報のやり取りをしてくれる仲間はいるものです。

また、髪型を相談される際に、その人のライフスタイルや顔、恰好を見て、こんな髪型どうですか、と提案できるように、ファッション誌も見て追及します。
どんな髪型にしたいかが、おススメできるようなセンスある美容師が、お客様のニーズにこたえることができるのです。

それでも技術が追い付かなくて、思い通りの髪型にならない時もあります。
髪の毛は、その人の体調や、天候などによって、左右されます。
パーマがかかりにくい体質だったり等、色々な条件で思い通りにならない事もあります。
そういった時には反省もし、また勉強をしながら技術を磨くことが大切です。

コミュニケーション

お客様あっての美容師です。
接客スキルも美容師に必要な要素のひとつです。
なるべく話していても不快に思われないように、清潔感のある恰好を選びます。

例えば、白いシャツ、白いカットソーなど。
アクセサリーをつけてもかまいませんが、施術している間に邪魔にならない程度にしている美容師が多いです。
帽子をかぶる事もあります。
そういう清潔感を出しながらもオシャレなファッションをこころがけると、お客様に与える印象もよくなり、コミュニケーションがとりやすくなるでしょう。

また、髪の毛もなるべく清潔感をだせるようにしましょう。
清楚で真面目そうに見える黒髪が流行っていた時期もありましたが、少し明るめの色の方が、印象がいい場合もあるので、自分に似合う色や髪型を見つけてください。
赤とか紫とかにはせず、あくまでも明るめの茶色の方が多いです。
商品を試しておくと、お客様にも勧めやすいので、髪型を変える際に新商品のテストもしておくと接客時に役立ちます。

また話す内容も力を入れるとお客様の満足度が高くなります。
常連さんを取得するのには、技術はもちろんですが、コミュニケーションをとり、人間関係をあげていくのが大事です。
また、その方が自身も楽しんで仕事をすることができます。
テレビのニュースや今はやっているものなどをこまめにチェックしておき、世間ズレする事なく、お客様とのコミュニケーションをとっていくとよいでしょう。

美容師のやりがい

美容師のやりがいについて

美容師になりたいと夢見た日から比べると、実際にやってみることで大変さはあります。
時に辞めたいと思うことも少なくありません。中には手に職をつけたいという理由で美容師になった人もいます。
そうなると、現実を見た時に、やめたい、しんどいと思って辞めてしまう人もいます。

しかし、美容師が続けられる理由として、2つあげられると思います。
それは、技術面での向上の過程にあります。

美容師は、必ず勉強会に行って、今の流行りの髪型や技術を学びます。そういう自分の腕をレベルアップさせるということで、すごくやりがいを感じます。
新しい事を取得し続けるということは、自分の中に可能性を感じます。
流行りの世界なので、理解できない事もあったりするのですが、それでも進歩する技術に関心します。
ものを作るのと同じ感覚だと思いますが、色、パーマ、カット、すべてに置いて、芸術性の高いものだと感じることもあります。
そういう意味で、専門的な技術者でいられることは、手に職をもつという喜びを感じることができるのも、美容師ならではです。

人に喜んでもらえる

しかしその美容師の楽しさ、やりがいは、「人に喜んでもらえる」という所だと思います。
髪型を変えるだけで、人は気持ちが変わってきます。特になりたい髪型にセットアップされると、お客さんの顔は見違えるように明るくなります。
納得してくれているのだ、喜んでくれているのだ、ということが、目に見えて分かるのが嬉しいものです。

もちろん、自分の腕を磨く、施術をあげることは、手に職をつけている人間としては、当たり前のことですし、自分がしたいと思う髪型にできる技術がある方がより、仕事として成立します。
しかし、流行があるファッションの一部としての髪型と考えると、色々な髪型に対応できる美容師でありたいと思い始めると、疲れやしんどさは吹き飛びますし、なによりもやりがいを感じる瞬間です。
たちっぱなしや、美容室仲間の関係、チェーン店であれば、規則など、色々としんどさや不便を感じることも少なくありませんが、そういう人が喜んでいる姿を見られること、人が輝く姿を自分の施術で見られることは、この職業の醍醐味でしょう。

そういうお客様のニーズや対応には、レベルアップが必要になってきますが、お客様への対応ややりとりは、美容師が携わることで得られる楽しみの一つです。
施術中にも、お客様の家族構成や悩み、また旅行先のお土産話など、たくさんの話をする事があります。
1対1のやりとりが多いですが、人としてのお付き合いができるのは嬉しい事です。
そういう意味で、美容師は技術者であり、接客業であることが、他の職業にない、最大のメリットでしょう。

美容新の今後

これからの美容室

日本には多くの美容室が存在していますので、美容師は就職に困らないとても有望な資格と言えます。
普通に美容室に勤めているだけでは低収入ですが、有る程度の技術があれば独立することも可能で、努力次第で高収入が得られる魅力的な仕事でもあります。

髪をカットしたり、パーマをかける、セットをするという作業は、私たちにとって必要不可欠で、自分では行えませんので、美容師は無くてはならない職業です。
ですから、需要がなくなることもありませんので、美容師は安定している職業とも言えます。

しかし、最近は多くの美容室があるため、多くの顧客を掴むために、料金を下げているところが多く、量をこなさなければ売り上げを伸ばすことができないというのが現状です。
日本全体の景気が悪い中、顧客の財布のヒモも固く、美容業界の景気も悪くなっていますので、これらかの美容室はさらなる対策が必要になってくるでしょう。

そこで、最近は海外進出をする美容師、美容室が多くなっています。
美容室もグローバル化の時代に突入したのかもしれません。

海外で活躍しよう

最近は、海外に進出する美容師は、単身で海外に渡り、活躍している美容師が多くなってきました。
幸いなことに、日本の美容師は国家資格となっていますので、きちんと美容学校で技術を習得しており、その技術は高水準で、世界中のどこの国にも負けないほどです。

しかも、日本には独特のサービスの高さがあります。
美容室にもその高水準のサービスが生かされていますので、海外でも人気が高まると予想されます。

価格戦争が激しくなる日本で、美容室を大きくするのは、今や非常に難しいことですが、海外で活躍すれば、日本でも必然的に人気が高まりますので、野望があるなら、これからの美容師は海外進出を考えるべきでしょう。

福祉の業界でも

このように、美容業界は海外進出という新たな展開が始まろうとしていますが、国内でも美容師という資格を生かした新しい資格が誕生しています。
その資格は、福祉美容師といい、介護が必要な人のために自宅や福祉施設などに出向いて、髪を洗ったり、カットをする職業です。

近年の日本は、高齢化社会だと言われていますが、寿命が延びていることもあり、多くのお年寄りが存在しています。
そのために、介護や福祉施設が増加し、介護に携わる職業も増えてきています。

福祉美容師もその1つで、自分で美容室に出向けない方のために、こちらから出向いてサービスを行う、新しい美容師です。
美容学校を卒業した人、卒業見込みの方なら取得できます。

福祉美容師には認定福祉美容介護士の資格を取得する必要がありますが、介護や福祉業界はこれからも業績を伸ばすと考えられますので、需要が高い職業となることは間違いないでしょう。

美容師の給料

どれくらい稼げる?

美容師という職業に憧れている人は多いと思いますが、どれくらいの給料が貰えるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
美容師は、見習いやアシスタントとして仕事をスタートさせる人がほとんどですので、美容師になりたての人は、あまり高い給料は望めないようです。

美容師の見習いやアシスタントの給料は10万円程度というところがほとんど。
大手の美容室で初任給が17万円というところもありますが、そのようなところは本当に稀です。

このように、美容師の初任給は決して高くはありませんが、勤続年数を重ねるごとに昇給はしていきます。
アシスタントを卒業して、スタイリストとして働けるようになると、給料も20万円前後と増え、さらに美容室によっては、売上げに応じて手当てがつきますので、かなりの高給を手にする人もいます。

しかし、厚生労働省の調べによると、平成25年度の美容師の平均年収は280万円となっていて、月収に換算にすると約23万円なのであまり高いとはいえない給料です。
にもかかわらず、忙しい美容室が多く、あまり休みが取れず有給も消化できていなかったり、個人で経営する美容室が多いので、福利厚生も整っていないところがほとんどです。

美容師という職業は、見た目は華やかですが、金銭的に見ると、その現状はかなり厳しいものです。
収入が少なくて美容師の仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

やり方次第で高収入に

美容師の平均年収は決して高くはありません。
しかし、中には年収1,000万円を超える収入を手にしている人もいます。

スタイリストとして働けるようになると、技術の高くてセンスが良い人だと、人気が出て多くの顧客が付くようになります。
人気のスタイリストになると、それだけ売上げも高額になりますので、手取りの給料も高くなります。

ですから、頑張って技術を磨き、最新のヘアスタイルを素早く取り入れるなどの努力をすれば、その分、収入も増えるということですから、美容師の収入は努力次第と言えます。
カリスマ美容師、トップスタイリストなどと呼ばれるようになると、月間の売上げも300万円を超え、かなりの高収入が見込めます。

全てのスタイリストがカリスマ美容師になれるわけではありませんが、一般的なスタイリストでも、人気が出れば、800万円程度の年収は得られます。
また、スタイリストとしての技術を磨き、有る程度の顧客を持っている人は、独立して自分で美容室を構えることも可能で、その美容室が流行れば、さらに高い収入を得ることができます。

中には、美容室を全国展開して、株式に上場させている人もいるほど、美容室の経営はやり方次第で高収入に繋がります。
ただし、そこまで美容室を大きくするには、美容師としての技術だけではなく、経営に関するノウハウなどの知識も必要になります。

美容師の主な仕事

髪のプロ

美容師は、ズバリ髪のプロです。
美容師は、美容学校で髪について詳しく学び、シャンプーの仕方や、カット、パーマ、セット、カラーなどを専門的に勉強をして、美容師の国家試験に合格した人たちです。

美容師が活躍するところは、主に美容室ですが、最近は美容室に限らず、スタイリストとしてファッションショーでモデルの髪をセットしたり、テレビ局、雑誌、映画などの撮影のために俳優などの髪をセットする人もいます。
また、結婚式場の専属美容師になって、花嫁の着付けや髪結い、ウェディングドレスのためのヘアセットなどを行う人もいます。

しかし、一般的に美容師は美容学校を卒業したら、美容室にしばらく勤めて、働きながらキャリアを積んでいきます。
いきなりスタイリストとして働ける人はほとんど無く、最初は見習い、アシスタントからスタートします。

具体的にはどのようなことをするのか

見習い、アシスタントは、美容室の掃除や、電話応対など、美容室の雑務をこなしながら、スタイリストの手伝いをすることが仕事です。
具体的にいうと、シャンプーやシャンプーブロー、そしてスタイリストがお客さんの髪をカットしたり、パーマをかける時に道具を手渡すなどの手伝いです。

アシスタントとして働きながら技術を磨くと、スタイリストに昇格できます。
スタイリストは、実際にお客さんの髪をカットしたり、パーマをかけたり、カラー、セットなどを行う美容室のメインスタッフになります。

他にも、顧客管理や材料の管理、見習い・アシスタントの教育などもスタイリストの仕事で、最近の技術やトレンドなヘアスタイルをお客さんに提供するために講習会や研修に出席して、勉強もしなければなりません。
スタイリストとして、技術が高くなれば、それだけ人気が高まって固定客も増えるので、常に技術を磨く必要があります。

自分のお店も持てる

スタイリストとして働いて、大手の美容室では店長やエリアマネージャーなどに昇格し、店舗の管理や経営に関わる仕事をしたり、さらに昇格して役員になる人もいますが、多くの美容師はある程度の経験を積んだら、独立して自分の美容室を開業しています。

しかし、美容室を開業するには、多額の資金が必要になりますので、美容師としての技術が高いだけでは開業することはできません。
金融機関に交渉して資金を調達したり、それを返済しながら利益も出さなければならないので、経営のノウハウをマスターすることも必要になってきます。

美容室を開業すると、スタッフを雇わなければなりませんし、お客さんも増やさなければなりませんので、美容室を上手に経営するには、コミュニケーション能力も必要となってくるでしょう。
さらに、技術を磨くことも行わなければならないので、美容師の仕事は多忙と言えます。